資産運用、投資の試運転、マネー相談のコンサルティング




【何ごともならし運転から】



とはいっても、はじめからいろいろ手を出してはダメですよ。まずはならし運転からスタートしましょう。

一番はじめにしなくてはいけないことは、証券会社に口座を開くことです。今は銀行でも郵便局でも投資信託などの金融商品を扱っていますが、投資をするならやはり証券会社に口座を持つべきでしょう。商品が豊富で選択肢がたくさんあります。ネット証券でもいいし、うちのような証券仲介業でもいいし、証券会社の窓口でもいいし、どこでもいいのでまずは口座を開設しましょう。




よく「いくらくらい用意すればいいですか?」と聞かれますが、投資に預けるお金は「余裕資金」であることが大原則です。
余裕資金というのは3年くらいは戻ってこなくても大丈夫なお金のことです。 今月の生活費だったり、子どもの授業料だったり、来月支払いのお金だったりというのはNGです。
「10〜20万円は用意してください」と私は申し上げることにしています。よく「1万円から投資できます」なんていう台詞も聞きますが、やはり1万円では投資とは言えないでしょう。

余裕資金としてこのお金が用意できない場合は、まだ時期尚早です。でもね、焦らなくても大丈夫。ゆっくり準備してからスタートさせましょう。


ぜったい元本割れは嫌だという人であれば個人向け国債、為替に興味があるなら外貨建てMMF、株に興味があるならETF、いろんなものに投資してみたいならバランス型投資信託。個人個人の興味に合わせて選びます。
何を買ったらよいのか自信がない、という人は「相談相手」をみつけることが近道です。 あなたの事をよくわかってくれる人がベストですね。家族、お友達、金融機関の人、投資のわかるFP、証券仲介業者などです。

【次にやらなくてはいけないこと】


「買った買った♪」とここで安心していてはダメですよ(笑)。 買ったら、値動きを時々チェックするのと平行して、やらなくてはいけないことがあるんです。 それが、自分の資産の棚卸しです。

要は資産を全部書き出してみることです。借金も資産ですよ。ローンを組んでいるなら、今、残債がどれくらいあって、期間がどれくらいあって、金利がいくらでというローンの内訳を改めて確認してみる。続いて、預貯金。いくつか銀行に口座があるなら、それぞれ普通預金、定期預金など全部出してみる。養老保険なども資産です。金利はいくらで、あと何年で満期になるのか確認しましょう。不動産など他に持っている資産があれば、だいたいの時価を出してみる。あとは自分の毎月の収支バランスです。いくら稼いで、いくら使っているのか。大まかな額を把握しましょう。それらを全部書き出します。

次に今保有している貯えから、確保しておかなければいけない枠があります。 それは、手取り年収の50〜100%くらいの現金。 手取り年収500万であれば250万〜500万の現金です。 それと、3年以内に必ず使うお金。車検代や子どもの入学金などの教育費、事業をしているのであればその事業資金、住宅購入の頭金、家族旅行の予定があればその費用など、3年以内に確実に出ていく分も現金でとっておかなければいけません。

この現金をどこに入れておくかというと、普通預金か定期預金です。つまりいつ引き出しても、解約しても、元本割れしないものということです。人生何が起こるかわからない。地震だっていつくるかわからない。不測の事態に備えるということは一番大事なことです。

そうやって棚卸しをしたものから、守るべき現金を引くと、全然お金が残らない人もいるでしょう。全然残らなかったら、それはまだ投資をする段階ではない、ということなんですね。まとまった金額を何かに投資するのはもう少し後です。




実際、私のところに「投資をしたい」と言ってくる人も、特に若い人はそこまでの貯えがない人が多いですよ。そういう人は、まずならし運転で買った10〜20万円の値動きをみながら、投資するためのタネ銭を効率良く作るところからスタートです。



【ローンを検討する】


もし守るべき現金を引いた後でお金が残った人は、次にローンのことを考えます。そのローンの金利によっては、繰り上げ返済をした方がいいかもしれないし、ローンの組み替えをした方がいいかもしれない。ゼロ金利が解除され、金利が上昇し始めました。もし変動金利で預けている人がいれば、見直した方がいいかもしれません。



【ここから投資がスタート】



ここから先がようやく投資の話です。ずいぶん長かったですね〜。お待たせしました!(笑)。

いざというときの貯えと、ローンのことが片付いて、残ったお金で投資をスタートしましょう。
どのお金から投資に回したら良いかとよく聞かれますが、やはり一番金利の低いものから投資に回すのが得策でしょう。金利の高い時に加入した養老保険があったら、それは当然満期が来るまで置いておいた方がいいですよね。働きの悪い(=金利の低い)お金から投資に回すのが鉄則です。


投資というのはお金が勝手に増えるのではなく、「運用してくれる人」「売り買いしてくれる人」がいるから増えるのです。(当然減ることもあります)。ですから「手数料」「コスト」というものが発生します。とても言いづらいことなんですが、もしあなたが50万円未満でスタートするなら、やはりここはもう少し辛抱した方がいいです。なかなか投資が始められなくて本当に申し訳ないんですが、やっぱり50万円以下では手数料やコストばかりかかってしまって、しかも買える商品が限定されてしまって効率がよくないんです。だから焦らず、最初のタネ銭をしっかり貯めること。それから始めた方が、結果的にはうまくいくんです。 大事な大事なスタート地点です。靴紐がほどけたまま走らないようにしないといけません。